パリ2024③フランス歌曲『愛の讃歌』オリンピック
パリ2024 開催‼️
オリンピック 大会は、現地時間7月26日(金)から8月11日(日)まで開催され、32競技329種目を実施。
パラリンピック大会は、現地時間8月28日(水)から2024年9月8日(日)まで開催され、22競技649種目を実施。
開会式は日本時刻の2024年7月27日土曜日 2:30 – 6:15に開催されました。
パリ2024の開会式のエンディングでセリーヌ・ディオンさんがエッフェル塔の特設ステージで歌唱した楽曲。
この楽曲の解説や日本語カバー曲を中心にご紹介します。
パリ2024 日本オリンピック協会公式サイト https://www.joc.or.jp/paris2024/
パリ2024 パラサポweb https://www.parasapo.tokyo/paralympic/paris2024
フランス観光開発機関公式サイト https://www.france.fr/ja/article/jo-paris-bienvenue-2024/
※リリース年、アーティスト情報はWikipedia・アーティストHPを参考・引用し作成しております。
曲名後の()はリリース年、アーティスト名後の()は活動期間等。
T:大正/M:明治/S:昭和/H:平成/R:令和
*動画は公式で公開されている楽曲のみ掲載しており、一部YouTube Premiumメンバーのみの視聴動画も御座いますので、予めご了承ください。
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応援ソングシリーズ
パリ2024シリーズ
セリーヌ・ディオンさんはカナダ人歌手として史上最多売上記録を持つほか、全世界での総売上枚数は2億枚を超えており、世界の音楽史上最も売れたアーティストの一人です。
2022年12月8日に難病「スティッフパーソン症候群」と診断されたことを明らかにし、翌年のツアーの延期や中止を発表し、活動休止しておりました。
彼女はカナダ出身ですが、フランスとは縁の深い方で、4年ぶりとなりますが開会式のフィナーレを飾る事になったと思われます。
彼女の生まれ育ったカナダ東部のケベック州は、フランス系移民(フランス系カナダ人)の多い地域であり、フランス語(カナダ・フランス語)が公用語となっています。
1980年に12歳でデビューし、80年代はフランス語での作品をリリースしていました。
90年代に入り、最初の英語のアルバムのレコーディングのために、同郷の世界的に有名なデイヴィッド・フォスターさんと共にL.A.に、住居を移しました。
1991年に『美女と野獣』、1997年は『タイタニック』など、数多くの映画にサウンドトラックを提供し、また1996年のアトランタオリンピックの開会式で『パワー・オブ・ザ・ドリーム』を歌唱されています。
1995年に発売されたフランス語アルバム『フレンチ・アルバム』がフランス国内で400万枚を超える売上となり、歴代最高売上記録。
この功績により翌年1996年にフランス政府より芸術文化勲章を授与されています。
https://www.youtube.com/watch?v=rU3shk92Enk
https://tver.jp/olympic/paris2024/video/6359391556112/
フランス語タイトル:『Hymne à l’amour』(読み方:イム ア ラムー)
1950 release (レコーディングは1950.05.02)
作詞:🇫🇷エディット・ピアフ / 作曲:🇫🇷マルグリット・モノー
フランスで最も愛されている歌手の一人で、彼女の音楽には、傷心的な声を伴った痛切なバラードが含まれ、その生涯を反映しているものが広く知られています。
芝居仕立ての歌や軽快な曲なども歌唱しており、幅広いレパートリーで活躍されていました。
この楽曲の歌詞は、1947年10月に彼女がアメリカ初公演時に出会い、恋の相手であったプロボクサー、マルセル・セルダンさんが、1949年10月28日に飛行機事故で亡くなったのを悼んで作られたと言われておりました。
ですが、セルダンさんの生前に書かれたものであることが判明しており、相思相愛で誰もが知る仲では有りましたが、妻子を持つ彼との恋愛に終止符を打つために書いたものだと考えられています。
本作は人気を集め、あらゆる国のアーティストに歌唱され、ジョニー・アリディさんのように歌詞を男性に合わせた歌唱もあります。
彼女のトリビュート・アルバムでは、カナダのロック歌手コリー・ハートさんが歌唱。
ケベックでは歌手ニコール・マルタンが1976年にアルバムの表題曲にしてヒット。
米国の歌手ジョシュ・グローバンさんもフランス語歌詞で本作を歌唱。
2007年にはエディット・ピアフの伝記映画が『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』のタイトルで公開。
日本では岩谷時子さんの訳詞(日本語詞)により越路吹雪さんが歌唱した楽曲が特に有名です。
越路さんの「愛の讃歌」が収録されているCDなどの売上はトータルで200万枚以上に達し、越路さんの代表曲の一つとなり、生涯の持ち歌にもなりました。
また、1969年の『第20回NHK紅白歌合戦』で歌唱されています。
2021年8月8日に開催された東京オリンピックの閉会式でmiletさんが歌唱・東京スカパラダイスオーケストラさんが演奏し話題に。
冒頭のみ日本語で、歌詞は時子さんの訳詞で歌唱されています。
オリコンニュースより https://www.oricon.co.jp/news/2202907/full/
岩谷さんの詞は原詞にある「愛のためなら宝物を盗んだり自分の国や友達を見捨てることも厭わない」という背徳的な内容とは異なったものとなっています。
しかし、岩谷さんが甘い歌詞で日本人向けに大胆に訳したことで結婚披露宴などでも唄われ、日本でも本作が広く親しまれるようになりました。
この岩谷詞は、後には本田美奈子.がアルバムで取り上げた他、桑田佳祐も日本生命のテレビCMの中でアカペラで歌唱するなど、数多くの歌手に歌唱されいます。
一方、岩谷詞より知名度は低いものの、永田文夫さんによる日本語詞は比較的原詞の意味に忠実な内容となっており、岸洋子さんや美川憲一さんが歌唱されています。
(美川さんは岩谷詞と併せて唄っており、『第56回NHK紅白歌合戦』では岩谷さんの詞で歌唱。岸洋子さんも越路没後は岩谷詞で歌唱されています。)
美輪明宏さんは原詩の内容を忠実に伝えたいという意図の下で自ら訳した日本語詞を台詞として吟じたあと、フランス語の原詞で歌うというスタイルを取っている(後述の通り、自身の作詞による日本語詞バージョンもある)。
また、さらに知名度が低いが、それ以外にも淡谷のり子が歌唱した井田誠一さんの訳詞や、美空ひばりさんが歌唱した水島哲さんの訳詞なども有ります。
加藤登紀子さん、宇多田ヒカルさんは自身で訳詞したものを歌唱しており、原曲に近い内容の詞作になっています。
2010.09.28 release digital single
2010.11.24 release inc album『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』
編曲:菊地成孔、宇多田ヒカル
本人出演のサントリーフーズ「ペプシネックス」CMソング
スカパラさんは2021年の閉会式に演奏されたバージョン。
ピアノ演奏は現地パリのストリートピアノでの演奏をセレクトしております。
2009.10.07 release inc EP『KinouKyouAshita』
2024パリオリンピック開催中に現地で演奏。
2024年現在フランスを拠点に活躍されている俳優の杏さん、youtubeチャンネルより。
現在のパリの状況を知りたい方にオススメのチャンネルです。
https://www.youtube.com/@annetokyo
Yahooニュースより(2024.08.06)
数あるサイトの中から当ブログご覧いただき、誠にありがとうございました。
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